遺産税の廃止?
|
ブッシュ大統領は2000年の大統領選挙戦に臨んだ時に、次のように言いました。“農家が農場を持ち続けらるようにするために、我々は遺産税を廃止する!何十年にも渡り苦労に苦労を重ねて農場ち、子供を育て、やっと事業を築き上げている。しかし、農家の大黒柱が亡くなった時に、残された家族が税金を払うために農場を手放さなければいけないのは道徳的か。”というです。
もともと、生前に所得税をきちんと払っているので、これは二重課税ではないのかというのです。反対に、何世代にもわたり、限られた人の手に富が集中されるのはよくないと考えて、亡くなった方がお世話になった社会に、その富をお返しすることが良いと、遺産税を残すべきだと考える人もおります。
世界的に見れば、既にアルゼンチン、オーストラリア、カナダ、インド、メキシコ、スイス、スウエーデン、ロシアが相続税のない国になっています。いまやアメリカがロシアよりもっと社会主義的な国となったのではないでしょうか。
2001年6月7日にブッシュ大統領は2001年減税法案のなかで、選挙戦の公約を守り、段階的に遺産税率を引き下げ、2010年に遺産税を廃止することを盛り込みました。
遺産税の変動
| 年 |
最高税率 |
生涯控除額 |
生涯控除額
非居住者 |
| 2001 |
55% |
675,000 |
60,000 |
| 2002 |
50% |
1,000,000 |
60,000 |
| 2003 |
49% |
1,000,000 |
60,000 |
| 2004 |
48% |
1,500,000 |
60,000 |
| 2005 |
47% |
1,500,000 |
60,000 |
| 2006 |
46% |
2,000,000 |
60,000 |
| 2007 |
45% |
2,000,000 |
60,000 |
| 2008 |
45% |
2,000,000 |
60,000 |
| 2009 |
45% |
3,500,000 |
60,000 |
| 2010 |
0% |
0 |
0 |
| 2011 |
55% |
675,000 |
60,000 |
ということで、アメリカの連邦遺産税は2010年に廃止されます。しかしながら、今のままでは、2011年には遺産課税が復活するのです。
|